もしあなたが、画廊に来てその床にたくさんの人形(ひとがた)が砂をかぶっている光景を見たら何を感じるでしょうか?
アートは人を現実から虚構の世界にいざなう。
いつもの現実の画廊空間はアートの展示ごとに姿を変える。
和田章江は虚構と現実をテーマにインスタレーションの制作を中心に発表してきた。
2004年にポーラ美術振興財団の助成でドイツへ留学。この4月に帰国した。
ドイツでは彼女はそれまで外国と思っていた場所でさまざまな異民族と生活を体験した。
それはある意味で、今まで彼女にとって虚構のものが現実となったとも言えた。
その体験を通して彼女の作品には以前にはあまり見られなかった、「人」が登場してきた。
今回の工房チカでの展示は今年、ルーマニアで展示した人形のバージョンを発展させ工房チカに空間構成する。
今後の展開がますます期待される和田の帰国後初の個展となる。
馬場隆子
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