工房”親”
  Gallery KOBO CHIKA
           
Exhibition
 

 

二村 有香
 
    
NIMURA Yuka



[背骨を擦る]



2009.1.10 (Sat) - 2.7(Sat)

12:00 - 19:00

日・月曜休廊  最終日・祝日 18:00





 

   

 


  

   聴いている。
   耳を澄まし、何かの声を聴いている。
   画面に聴く。
   呼吸を、整えて、観る。
   すると、筆が行き着く先が、おのずと、わかる。
   そこから、描く。
   擦る。
   その場の、その時の、綾線を、輪郭を、勢いを。
   全身で、なぞる。

   やがて、なぞり終わる。
   その後、刷毛でのりを練って、無意識に描かれたものの上に、和紙を張る。
   そうして、繰り返される。


   絵画の中に、「過程」を全部込められる、と私は考えています。それは、素材や対象の選択のみならず、
  
人間が「生きる」ということすべてまるごとを指します。
   また「過程」を発見していくこと、それは私にとっては「愉しみ」のあることです。なぜならば「過程」とは、
  
「終わりがない」こと、ある種の「無限」への志向性を孕んでいることだと思うからです。
   絵画を描く上で、どこまでも「過程」に在り続けることは、この限られた「生」を「活かす」ことであり、
  
「生活」そのものであり、私にとってそれは、「愉しみ」です。                  

               
展覧会歴


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