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シリーズ企画 第11回
絵画を考える ―水を描く―
9月5日(土)~9月20日(日)

開廊日時| 水 - 日   12:00 - 19:00 (日曜18時まで 展示最終日17時まで)

休廊 | 月・火 


一条美由紀  大渕花波  鈴木敦子  中西寿美江 中村索  野津晋也  和田みつひと

※オープニングは開催いたしません。
新型コロナ感染拡大状況に応じて開催日時や営業方法が変更となる場合もございます。
ご来廊時にはマスク着用の上、手指消毒をお願いいたします。
最新情報はwebsite、または、email宛てにお問い合わせ下さい。



 このたび、工房 親(東京・恵比寿)にて、シリーズ企画第11回「絵画を考える」を9月5日(土)から9月20日(日)まで開催いたします。本企画展は、毎年異なるテーマを設定。今年のテーマ「水を描く」。本テーマに対して7人の作家が新作を発表します。2020年は工房親、設立30周年の節目の年でもあります。1990年の設立から現代を生きる作家のアートを工房親から発信し、今後とも独自の企画展を開催していきます。

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工房親のシリーズ企画「絵画を考える」展は、今年11回目を迎える。今までも、絵画の多用な面を考え、その表現や平面を多角的に捉えたいと考えて企画して来ている。今年のテーマは「水を描く」。


水を描くということで、水そのものを捉えて表現する人や抽象的に表現したり、全く違う観点からアプローチする作家もいると思う。そういったことから、絵画を考える展は、決して絵画作品や平面作品のみの展示に収まらない。


レオナルド  ダビンチは、マルチな才能の持ち主だったが、やはりなんと言っても、画家としての存在が、彼を天才と、させていると私は思う。その彼のすべての発想の源として、水を観察し続けた、と言われている。


自然界の水は、人間にとって不可欠であることは、いうまでも無い。また、私達の体の大部分は水分であることも周知だ。そんな誰にとっても、身近で貴重な「水」を7名の作家がどう取り組んで制作したかを、是非ご高覧ください。


コロナ禍ではありますが、工房 親は換気や消毒、3蜜に注意してお待ちしています。マスク着用の上、ご来廊時に手指消毒をお願いいたします。尚、オープニングやイベントの開催はございません。


工房親 主宰 馬場隆子



<参加作家> 

一条美由紀、大渕花波、鈴木敦子、中西寿美江、中村索、野津晋也、和田みつひと (50音順)

7名の作家情報は下記をご覧ください。「過去作品」と展覧会テーマ「水を描く」に対するコメントを紹介いたします。

一条美由紀 ICHIJO Miyuki


  

(左)「人魚」            45.5×38.0cm キャンバス 油彩 2020

(右)「誰かの頭をもらっちゃった」 90×90cm 木製パネル ジェッソ 木炭 2017 

※過去作品。今回の展示作品ではございません



■本展覧会テーマ「水を描く」に対するコメント

 水は、全ての地球上の生命の源。

 水に身を置くことは、母に身を委ねること。

 そして自身の解放と未来のための細胞分裂を促す。

 水を描くことは自身の心を放ち、明日を問うことだ。


略歴

福島県生まれ

1994~2001    デュッセルドルフ美術アカデミー在学 ドイツ(1997年 アカデミー旅行奨学金)


主な展覧会

2020 「Take me to your home」 ART TRACE GALLERY (東京)

    エスプラナード展2020、どこかでお会いしましたね 2020(さいたま国際芸術祭2020)埼玉会館 (埼玉)

   「ONVO STUDIO EXHIBITION Vol.1」 ONVO STUDIO伊奈町 (埼玉)

2019 個展「The bigger the lie, the more they believe.」Gallery 美の舎 (東京)

   都美セレクショングループ展  東京都美術館 (東京)

   「さまざまな形、さまざまな色」 工房 親 (東京)

2018 個展「Interact with yourself-自己との会話- 」 学習院女子大学 文化交流ギャラリー (東京)

   「どこかでお会いしましたね」展  (埼玉) 2018年以降参加

   3331 ART FAIR  アーツ千代田 、連動展「布置を描く」ART TRACE GALLERY (東京)

2017 「本当のことは言わない」 HAGISO (東京)


その他、日本とドイツでの個展、グループ展。Art Düsseldorf等に出品


大渕花波 OHBUCHI Kanami


  


(左)おばけのケイオス     サイズ可変  額縁・木片にアクリル 2019 

(右)おばけのプラクティス#7 額縁・綿布にアクリル、パステル、ハトメ  470×520mm 2019   

※過去作品。今回の展示作品ではございません




■本展覧会テーマ「水を描く」に対するコメント

 この度は「水」を描くということで、今まで制作してきました、額縁と絵の反転させるコンセプトを保ちつつ、「水」にまつわる名画と「水」を連想させる額縁を作品に取り入れました。

 額縁としての絵画となった「絵」の中の「水」は、絵画の役割をしている時よりも、より流動的に見えるのではないか?と考えています。固定された「絵画」と「額縁」の役割・関係について、新たな視点で作品を見ていただけると嬉しいです。




略歴

1996 東京に生まれる


2019 多摩美術大学絵画専攻油画学科 卒業

2019 多摩美術大学大学院博士前期課程美術研究科絵画専攻油画研究領域 入学

2020 同大学院 在学中


受賞歴

2019 平成32年度卒業制作優秀賞 受賞


主な展覧会

2020 『春韻展』工房親  (東京)

2020 『Square double』フリュウギャラリー  (東京)

2019 『Guest house』裏参道ガーデン  (東京)

2018 『モノクロマティカ』フリュウギャラリー  (東京)

2018 『桃と花/余白を読む』工房親  (東京)




鈴木敦子  SUZUKI Atsuko


   

(左)Shape lll  29.8×42cm  アクリル絵画、水性アルキド樹脂、鉛筆、ジェッソ、膠、パネル  2012-2018

(右) Rain    100.2(H)×100.1(W)cm  アクリル絵具、ジェッソ、糸、麻布    2015

※過去作品。今回の展示作品ではございません


■本展覧会テーマ「水を描く」に対するコメント

 水たまりに落ちる雨を描きます。雨の水滴が水たまりに落ちて波紋として形を変化させ、そして、消えていく形の過程の中に、法則があるのか無いのか疑問を持ちました。雨の形が次から次へと変化して重なり合いながらリズムを作り、そこに、調和とバランスを感じました。


略歴

1981 東京都生まれ

2004 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業

2013 第28回ホルベイン・スカラシップ奨学生


個展

2016 「中庭」Gallery Pepin(埼玉)

2015 iGallery DC(山梨)(’19)

2013 「つなげる」OFFICE IIDA(東京) (’18)

2010 「描く・ぬう」A-things(東京)

2006 藍画廊(東京)(’07, ’08, ’10, ’12, ’14, ’20)


主なグループ展

2019 「FACETS」ART TRACE GALLERY (東京)

2017 「春韻」工房 親(東京)(’18, ’19)

   「LOOP」東京都済生会向島病院 (東京)

2014 「ART OSAKA 2014」ホテル グランヴィア大阪 工房 親 (大阪)

2013 「VOCA展2013 現代美術の展望―新しい平面の作家たち」上野の森美術館 (東京)

   「NEW CITY ART FAIR」阪急うめだ本店 阪急うめだギャラリー 工房 親 (大阪)

2011 「Art in an Office―印象派・近代日本画から現代絵画まで」豊田市美術館 (愛知)

2010 「時の遊園地」名古屋ボストン美術館 (愛知)

   「絵画のサイズ・絵画のイメージ」工房 親(東京)

   (’11「絵画を考える―支持体」, ’12「描くモノ」, ’13「色彩」, ’15「自然」, ’18「時を描く」, ’19

   「音を描く」)

2009 「2009 ASIAN STUDENTS YOUNG ARTISTS ART FESTIVAL」Defense Security Command Old building   gallery

    21yo-j (韓国)

2008 「ASIA TOP GALLERY HOTEL ART FAIR 2008」ホテル ニューオータニ 藍画廊(東京)




中西寿美江 NAKANISHI Sumie


  


(左)「花」  漆、土、木 h30×w40×d2.5cm  2018

(右)[ 欅 ]  漆、土、木  h8×h8×d6cm       2020

※過去作品。今回の展示作品ではございません


■本展覧会テーマ「水を描く」に対するコメント

 わたしの体はほぼ水でできているけれど、水にとけてゆくことができない。少しの、それ以外の物質がとけゆくことをとどめている。その物質を限りなく水に近づけてゆくためにするような、すべての境界線を取りのぞく作業が作品を作ることだと思っている。あまりに自由なテーマに、どんな作品に仕上がるか、わたし自身も楽しみです。


略歴

1997年 東京芸術大学大学院漆芸科専攻修士課程修了

1995年 東京芸術大学美術学部工芸科卒業


2020年 かえりやま展       (東京)

2018年 絵画を考える 工房親  (東京)

2017年 CONTRAST  Japan’s Potential  工房親  (東京)

2016年 それぞれのカタチ 工房親   (東京)

2015年  December Tune それぞれのカタチ 工房親    (東京)

2014年  春韻展 工房親    (東京)

        30voices,30vuariations 工房親    (東京)

2012年  CORRESPONDENCE/LANDSCAPE 工房親   (東京)

2010年 Featuring  Blue Bird   EXIT11 Contemporary art  (Belgium)

2009年 Blue Bird   ギャラリー山口   個展    (東京)

2007年 pale blue dot  工房親   個展    (東京)

        Joyeux Noel 工房親     (東京)

        第3回アート・ジャム 'ギフト' 展  ギャラリー山口    (東京)

2005年  ギャラリー山口   個展    (東京)

2003年  ギャラリー山口   個展    (東京)

2001年   SPICA art   個展    (東京)


賞歴

2008年 鹿島彫刻コンクール 模型賞受賞

1993年 藤野賞受賞




中村索 NAKAMURA Saku


 

(左)「耳を澄ます」   アクリル絵の具、キャンバス   80 × 117cm  2019

(右)「1/70 秒」    キャンバスにアクリル絵の具   116.7×91cm  2018         

※過去作品。今回の展示作品ではございません




■本展覧会テーマ「水を描く」に対するコメント

 絵や写真のモチーフとしての水の、多様な魅力と無限の可能性については、今更何か付け加えるような言葉も私にはありません。

 ただ、空に浮かぶ雲の形さえ水の姿なのだということを思うと、水のイメージから完全に逃がれて何かを描くことなど出来ないのではないかと、絵筆を容器の水に浸しつつ考えるのです。



略歴

1970  神奈川県出身

1993  東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業


個展

2017  仏蘭西厨房「かえりやま」(企画:工房 親)

1999  工房 親  (東京) (2000,2001,2006)


グループ展

2019  「絵画を考える - 音を描く - 」

2018  「絵画を考える - 時を描く - 」

2017  「絵画を考える - KO・DA・WA・RI - 」

2016  「絵画を考える - 作家のフィールド - 」

2015  「絵画を考える - 自然 - 」

2010  「絵画を考える - 10人の視覚提言 - 」




野津晋也 NOTSU Shinya


  


(左)「浸かる実」   紙、インク、ガッシュ、水彩、鉛筆、パステル  17.3×24.4cm  2015年

(右)「孵化する水3.」 紙、インク、ガッシュ、水彩、鉛筆、パステル  34.8×25.1cm  2016年

※過去作品。今回の展示作品ではございません



■本展覧会テーマ「水を描く」に対するコメント

 繰り返し夢にみる「水」についての光景がある。

 

 生家の前には、裏手にある溜め池から灌漑用の水を引き込んだ幅と深さ約50センチほどの溝がある。普段、溜め池からの排水量はわずかなものだったが、一旦大雨になると、池から溢れ出た大量の水は濁流となって溝へ流れこみ、みるまに水かさは増す。そしてしまいには、家の前の道路へ溢れ出るのだ。

 

 その溢れ出た水の中には、水草や小枝に混じって、鮒や鯉、食用蛙、そしてあまり目にしたことのないライギョなどが道路へ打ち上げられ、バタバタと跳ね回る。

私は密かにこれが楽しみだった。

 

 ある豪雨の時、見慣れぬ魚が路面へ打ち上げられた。どうにか捕まえようと急いで手をのばす。けれども、それはスルリと逃れ、勢い余った私は、足元の小枝に蹴つまずく。

 

 「あっ!」

 

と短い叫びをあげるやいなや、一瞬のうちに濁流の中へ転げ落ちてしまうのだった…。

 

 困ったことに、いつもここで目が覚めるのだ。


略歴

1969 島根県松江市生まれ

1992 鳥取大学農学部農林総合科学科卒業

2000 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業

2002 東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修了

 

2019 個展「指の銀行」 アートギャラリー環  (東京)

   「絵画を考える  ―音を描く―」 工房親  (東京)

2018 個展「ふくら芽」 アートギャラリー環  (東京)

2016 「絵画を考える  ―作家のフィールド―」 工房親 (東京)

2015  "CORRESPONDENCE LANDSCAPE"  工房親 (東京)                他展示多数




和田みつひと WADA Mitsuhito

  

「目覚める前の確かさと、目覚めた後の不確かさ」 ヒカリアレト2/旧石井県令邸(盛岡)  2019          写真撮影:金田幸三

※過去作品。今回の展示作品ではございません


■本展覧会テーマ「水を描く」に対するコメント

 新たな風景との出会いであるにも関わらず、その眼前の光景と出くわした驚きと同時に、どこか懐かしさを伴う体験をするこがあります。この体験に深く意識を沈めて考えてみます。今を生きる現在を、直線的に捉えれば、過去から堆積した時空でしかありません。ですが、死生、虚実を内に抱え持ち、過去と未来をも「円環する時空」と捉えると、眼前に現れた気づきは未来からの反映かもしれません。日々の生活の中や旅先で、特に光と光の反射に着目して「海、川、ガラス窓、花などの植物」等の写真を撮影し、制作テーマである「円環する時間」、そして「現実と虚構」「死生」の隠喩として機能するよう作品を構成し制作しています。今回、「水を描く」という展覧会テーマを基に、新作を構成し発表したいと考えています。


略歴

主な個展

2019 「何時でもない/何時でもある」gallery SIACCA (東京)

2018 「何処でもない/何処でもある 地上の空間」Gallery Hasu no hana (東京)

2017 「残像の部屋」 ギャラリー現 (東京)

2013 「残像の花」Gallery Cocon 古今 (東京)

2009 「Behind Blue Light Yokohama」BankART Studio NYK、本町実験ギャラリー、BankART かもめ荘、BankART 桜荘 (神奈川)

2007 「ピンク× グリーン」プロジェクト/上野の森美術館ギャラリー (東京)

2005 「replace it for the life」or'est( ベルリン)

2004 「green/green」慶應義塾大学日吉キャンパス来往舎ギャラリー (神奈川)

2001 「〈光のかたち〉公園灯プロジェクト」アートリンク上野‐谷中2001、上野恩賜公園 (東京)


主なグループ展

2019 『ヒカリアレト2』旧石井県令邸 (盛岡)

2010 『 あいちアートの森 知覚の扉Ⅱ』喜楽亭 (愛知)

2010 『 「知覚の扉』豊田市美術館 (愛知)

2009 『 BankART 妻有 桐山の家』BankART 妻有 (新潟)

2006 『 DZUGUUUN』Galeria H.arta (ティミショアラ)

2005 『 Black Light Gallery』U3 Banhof & Tunnel,Potsdamer Platz (ベルリン)

    『 BankART Life 24 時間のホスピタリティー ~展覧会場で泊まれるか?~』BankART Studio NYK (神奈川)

2004 『 「カフェ・イン・水戸2004』水戸芸術館現代美術センター (茨城)

2000 『 空間体験 :[ 国立国際美術館 ] への 6 人のオマージュ』国立国際美術館 (大阪)

    『 プラスチックの時代|美術とデザイン』埼玉県立近代美術館 (埼玉)



展覧会概要


「絵画を考える -水を描く- 」


(展示作家)

一条美由紀、大渕花波、鈴木敦子、中西寿美江、中村索、野津晋也、和田みつひと


会期 2020年9月5日(土) - 9月20日(日)

※オープニングは開催いたしません。
新型コロナ感染拡大状況に応じて開催日時や営業方法が変更となる場合もございます。
ご来廊時にはマスク着用の上、手指消毒をお願いいたします。
最新情報はwebsite、または、email宛てにお問い合わせ下さい。


開廊 水 - 日   12:00 - 19:00  (日曜は18時まで。展示最終日は17:00まで。)


休廊 月・火


住所 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿 2-21-3

交通

地下鉄日比谷線「広尾駅」2番出口 徒歩6分

JR山手線「恵比寿駅」西口 徒歩15分 

渋谷より都バス06 新橋行・赤羽橋行「広尾5丁目」下車 徒歩3分 

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