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CORRESPONDENCE / LANDSCAPE(since 1996)
Eriko “wind-scape”
2021年7月3日(土)~7月24日(土)


このたび、工房親(東京・恵比寿)にて、企画展「CORRESPONDENCE/LANDSCAPE wind-scape」を本年7月3日(土)から7月24日(土)まで開催いたします。今年は「えり子」の個展 "wind-scape" 。

企画展「CORRESPONDENCE/LANDSCAPE」は1996年から毎年開催。美術家のクボタタケオがディレクターとして企画する展覧会です。90年代の当初は「レンズ」から捉えた風景作品を中心に写真作品・映像作品を紹介してきました。20年以上の月日を経る間にそのコンセプトは徐々に変容し、近年は日常の場としての「風景」をレンズを通して捉えるのみでなく、様々なメディウムで対峙している作家の作品を紹介しています。

本展は当初、2020年の開催予定で企画展25回目の節目でもありましたが、新型コロナウイルスの影響で延期し、2021年の開催となりました。若手作家による初個展を東京でご覧いただける数少ない機会です。是非お見逃しなくご高覧いただけましたら幸いです。



●作家ステイトメント
風にそよぐ草原。水面のきらめき。自然の生動する風景は心地よい。その草や反射の光は、ひとつひとつが似たような動きをしていても、ひとつとして同じ動きはありません。そんな都度一回性でありながら韻のあるリズムに、人は心地よさを感じます。本展では、風の生起する風景をインスタレーションや平面作品に表現しました。常に生成と消滅を繰り返すリズムは、一度きりを重ねて生き、やがて消えていく自身の存在と共鳴するように感じます。


略歴
1992 千葉県出身
2016 武蔵野美術大学 造形学部 基礎デザイン学科 卒業
2015 ヘルシンキのアールト大学にて協定留学
2019 武蔵野美術大学大学院 修士課程 基礎デザイン学コース 修了


「wind.scape」風のある風景ということであろうか。

彼女の個展の頃は、東京は梅雨時で蒸し暑さを感じる時期だろう。

そんな外の外気とは異なり、工房チカのギャラリー内は石井えり子の心地よい微風を感じられる。

 広い海を渡り潮の香りを含んだ風、草原の草の香りを含んだ風、山の木々を吹き抜け樹の香りを含んだ風。

 あなたは何を感じるでしょうか。

                                                              馬場隆子


●ディレクター クボタタケオ コメント

 人は様々な事象に心を揺さぶりながら、その命の限定の内に生活している。
このコロナ禍にあってはそれらがあぶり出されてもいる。
何かに感動することの必然性もこの状況下でも何ら変わらない。

今は春。 森へ入ってみよう。芽吹き出す草木の静かで優しい動きを感じる。
大きな樹々を見上げると、先端が風によりすこしばかり揺れている。
風と木の葉との絡みによるやや乾いた心地良い音。
木漏れ日が風とともに遊びながら地面の草々の素朴な花を照らす。
大きく息をして眼を閉じ耳を澄ます、それ迄に接したモノ達が内に映し出される。
光、風、水、樹々、草花、大地の実存がこの場に共存し共有空間を生み出している。
人は豊かなイメージに自分が包まれていることに気がつく。

さて、えり子の作品世界へ入ってみよう。
それは自然の模写模倣ではなく、また作者の価値観の押しつけでもない。
人々が海を前にした時、森に分け入った時、その時に感受する光と風への喜び
を喚起する仕掛けだ。人が海や森と共存し共有する場で得られる存在の確かさと
不確かさと沸き上るイメージ。それぞれの人の体験の記憶を引き出す仕掛けだ。
そしてそれらの装置に包まれて、赤子が母体から出る時の光の感知、イメージ
の始まりを体験するだろう。存在する諸々の中での自我の始まりでもある。
その石井の作品は詩を生み出す仕掛けでもある。
静寂な湖面に微風によるさざ波は光を含み語りだす瞬間がある。詩の始まりだ。
このような仕掛けを多くの人達に体験してほしい。

                       2021.3.20   クボタタケオ



企画展CORRESPONDENCE/LANDSCAPE」について (1996年から毎年開催)
1996年から毎年開催している本展「CORRESPONDENCE/LANDSCAPE」は、美術家のクボタタケオがディレクターとして企画している展覧会です。90年代の当初は「レンズ」から捉えた風景作品を中心に写真作品・映像作品を紹介してきました。20年以上の月日を経る間にそのコンセプトは徐々に変容し、近年は日常の場としての「風景」をレンズを通して捉えるのみでなく、様々なメディウムで対峙している作家の作品を紹介しています。


▼展覧会概要


展覧会名  

会期    2021年7月3日(土) - 7月24日(土) 

開廊    水 - 日   12:00 - 19:00 
      (日曜祝日は18時まで。展示最終日は17:00まで。)

休廊    月・火

会場    工房親

      〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿 2-21-3

TEL / FAX 03-3449-9271

交通    地下鉄日比谷線「広尾駅」2番出口 徒歩6分

      JR山手線「恵比寿駅」西口 徒歩15分 

      渋谷より都バス06 新橋行・赤羽橋行「広尾5丁目」下車 徒歩3分
        「恵比寿駅」より都バス 田87  田町駅前 行 「恵比寿2丁目」下車 徒歩4分

Website   https://www.kobochika.com



※ギャラリーに駐車場はございません。お車でお越しの際は近隣のコインパーキングをご利用ください。







2016 © Gallery Kobo CHIKA All rights reserved

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